
ジャーマン・シェパード・ドッグ(英:German Shepherd Dog)はドイツ原産の犬種です。
この犬種は知的で、忠誠心と服従心に富み、訓練を好む性格から種々な作業犬として訓練が容易であるため、
救助犬・軍用犬・警察犬・麻薬探知犬など、特殊訓練を必要とする作業犬として使われています。
また、ラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバーと同様、介助犬または補助犬(盲導犬)としても活躍します。
体は大きく、強く、体毛はダブルコートで、ショートが主体ですが、ロングもいます(ただし、ロングは劣性遺伝子です)。
毛色は多種ありますが、大部分はクリーム(黄褐色)とブラウンです。
他に、均一なブラックやアルビノでないホワイトも存在します。
また
ホワイトのものはホワイト・スイス・シェパード・ドッグという別犬種としても繁殖されています。
股関節や膝関節に傾斜が見られ、後ろ足がカーブしているため、関節の病気になりやすいので注意が必要です。
股関節・肘関節に異形成のない犬種(イースト・ジャーマン・シェパード・ドッグ)もいますが、
各国ケンネル・クラブからは認められていません。
10-15%のジャーマン・シェパード・ドッグには、耳が完全に立ち上がらないものがいる(これらは friendly-tipped と呼ばれる)。ショータイプとしては失格の原因になります。
また、尻尾が垂直に立ち肛門が露出する犬もいて、これも、ショータイプとしては失格の原因となります。
育ちのよいジャーマン・シェパード・ドッグは、力強いあごと歯を持ち、忠誠と服従の感情を持っています。
育ちの良くない同種は、厄介な恐ろしい犬になるか、攻撃的な犬となるか、またはその両方です。
この種は、本質的にはピット・ブルやドーベルマンのように危険な犬と思われがちですが
それは、育ちの悪さか悪い神経質の組み合わせ、またはブリーダーの訓練不足によるものです。
他の犬種でも同様ですが、ジャーマン・シェパード・ドッグは、肘関節と股関節に異形成の傾向があります。
他の健康問題としては、フォン・ウィルブラント病(en:von Willebrand's disease)と、皮膚アレルギーもあります。
また、太りやすい傾向もあり、平均寿命は10-12年と言われています。
家が狭くても飼うことはできますが、健康上・精神衛生上の問題から、最低限でも1日2回、1時間程度の運動が必要です。
上記のような気質から、ブリーダーがきちんと訓練したものでなければ、子供のいる家庭には向きません。
また、初めて犬を飼う人には不向きな犬種です。
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テーマ:犬との生活
- ジャンル:ペット